冷え対策

妊婦の冷え性

冷え性とは、血行不良によって、体の末端部分がほかの部分に比べて極端に冷たくなることを言います。
女性の4割以上に冷え症はみられるとの報告もあり、男性に比べて女性は筋肉量が少なく、体温調整機能が劣ること、鉄欠乏性貧血や低血圧が多いことなどが要因として考えられています。
妊娠すると、基礎体温は妊娠16週頃まで高温となりますが、末梢の手足は冷えやすく体幹部が熱っぽくなり、「非妊娠時には冷え性がなかったけれど、妊娠時に冷え性になった」という人も多く見られます。

食事対策 ①バランス良く食べて、血行促進をうながす

全身の末梢血管まで血液を送り込み、血行を促進させるには、「炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル」の「5大栄養素」をバランス良くとることが基本です。どの栄養素が欠けても、体はうまく働いてくれません。
中でも、ビタミンEは血行を促します。また、鉄は全身に酸素を運ぶ働きをします。
主食、主菜、副菜がそろった献立の中に、上手に取り入れていくことがお勧めです。
ビタミンEが多く含まれる食材:かぼちゃ、アーモンド、小麦胚芽、ひまわり油、キングサーモン、うなぎ、マグロ油漬け缶詰など
鉄が多く含まれる食材:レバー、あさり、カツオ、納豆、小松菜、ほうれん草、ひじきなど

食事対策 ②体を温める食べ物をとりいれる

発汗や血行を促進して体を温める働きをする食材を料理にとりいれるものおすすめです。
体をあたためる食べ物:しょうが、にんにく、とうがらし、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、魚、エビ、牛肉、納豆

食事対策 ③体を冷やす食べ物は加熱調理をする

熱帯地方の食べ物や、夏が旬の食べ物には、体を冷やす物質があると言われています。
しかし温めて食べるようにすれば、逆の作用に変化します。
煮る、焼くといった加熱調理で温かいうちに食べましょう。
体を冷やす食べ物:きゅうり、なす、トマト、ほうれん草、大根、梨、柿、みかん、あさり、鮭、海藻

生活面での注意点

食事対策の他にも、入浴やマッサージ、適度な全身運動などで血のめぐりを良くするよう心がけましょう。
また、冷暖房の普及で、外気と室内が極端な温度差となり、自律神経に変調が起こって冷え症を招くケースもあるので、エアコンの使いすぎにも注意が必要です。